食物アレルギー

食物アレルギーとは、特定の食物を口にすると、身体が異物と判断し、排除しようとして、アレルギー反応が起き、胃腸、皮膚、肺、のど、鼻、目などに症状が現れる症状です。

アレルゲン（身体が反応する物質）となる食物の中で一番多いのは「卵」だと言われています。

牛乳、小麦、ピーナッツ、果物類、いくらなどの魚卵、エビ、カニなどの甲殻類、ナッツ類、そば、さばなどの魚類などがあります。その中でも特に、アレルギー症状が重症化しやすい「エビ・カニ・小麦・鶏卵・そば・牛乳・落花生」の７品目を「特定原材料」と指定されていて、加工食品に表示が義務づけられいます。

また、「特定原材料」に準ずるものとして、オレンジ・キウイフルーツ・バナナ・カシューナッツ・もも・りんご・くるみ・ゼラチン・まつたけ・ごま・やまいも・あわび・いくら・いか・さば・さけ・大豆・牛肉・豚肉・鶏肉の２０品目があります。

乳幼児期で一番、食物アレルギーの原因になりやすいものは、鶏卵・乳製品・小麦です。ただ３歳には５０％。６歳には８０％の確率で食べられるようになるといわれています。学童期から成人になって、初めてアレルギー症状が現れた場合は、治りにくく、長期化する人も多くいます。

そのような食物は、ピーナッツ・そば・魚類・果物類・甲殻類といわれています。

身体の症状もさまざまです。

皮膚の症状＝かゆみ・しっしん・じんましん・むくみ・赤くなるなど。

呼吸器の症状＝くしゃみ・鼻づまり・鼻水・せき・呼吸困難・息苦しい・ゼーゼー言う・ヒューヒューする・のどの締め付け感など。

粘膜症状＝眼の充血・眼のかゆみ・涙目・唇や舌などの違和感やはれなど。
消化器の症状＝下痢・嘔吐・血便・吐き気など。

循環器の症状＝動悸・脈の乱れ・脈が早い・手足の冷え・チアノーゼ（唇などが青い）・血圧低下など。

神経の症状＝だるい・元気が出ない・ぐったりする・意識もうろうなど。

全身の症状＝アナフィラキシーショック…などがあります。